令和4年4月18日(月)大切にしている絵本の読み聞かせの時間


毎日の昼食前の準備のひとときは、クラス担任による絵本の読み聞かせの時間に設定しています。どのクラスの園児さんも、この時間をとっても楽しみにしておられます。
写真の2枚目、「えほんのひろば」では、本日のクラス誕生会主役の園児さんが好きな絵本を自分で選んでおられました。選んだ絵本は給食前のこの時間に読んでもらえるのです。写真のお子さんは、はっきりと「じぶんでえらぶ」と保育者に宣言されて自分好みの絵本を探しておられました。素敵ですね。
『読み聞かせ、ことばの力を育てる決定打』
このフレーズは、「こどもとしょかん」2021冬168 に掲載された「『ことばの力』 松岡享子 さん」の文章から引用しました。「東京子ども図書館」創設メンバーのお一人で、今年の1月にお亡くなりになられた松岡享子さんです。合掌。続きは、以下のとおりです。
「以上述べてきたことは、いわばことばの土台づくりというか、ことばの力を育てる環境づくりですが、もっと直接的にできることは何かといえば、それはまわりの大人が子どもたちにお話を聞かせたり、本を読んでやったりすることをおいてほかにありません。
親や、保育者や教師が、肉声で子どもたちに物語を語って(読んで)聞かせる。ことばへの信頼を深める意味でも、語彙を増やすためにも、ことばの微妙なニュアンスや、音楽性を感じ取る力を育てるためにも、これ以上に効果的な方法はありません。しかも、これは多くの“副産物”を伴います。ともにたのしんで読んだ本は、読み手と聞き手の絆を強め、長く心に生きつづける記憶を残します。読まれた本の内容が与える影響はもちろんのことです。こんなにたくさん『よいこと』があるのに、やらない手はありません。~後略~」
彼岸会等で読み聞かせをさせて頂いているわたくしも、とっても励みになりました。絵ほんの読み聞かせ、園児さんとの貴重な共有時間、素敵な時間にしたいものです。