ふたば通信

こども園の情報や園での様子発信ブログ。

 

令和3年3月4日(木)運動あそび教室

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月に1回の運動あそび教室の日です。幼児6クラスが対象です。また、良く晴れ、園児さんたちはのびのびと遊んでいます。
さて、
スポーツ庁の令和元年度「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の結果によれば、近年、小中学生の体力が低下しているが、その背景因子として同庁では、生活習慣の変化を指摘している。具体的には、スクリーンタイムや肥満、朝食欠食率の増加などを挙げています。
●授業以外の運動時間の減少 ⇒ 1週間の運動時間が420 分以上の割合が、小・中
学生ともに減少。●スクリーンタイム※の増加 ⇒ 小・中学生ともに増加しており、特に男子が長時間化している。※スクリーンタイム…平日1 日当たりのテレビ、スマートフォン、ゲーム機等による映像の視聴時間●肥満である児童生徒の増加 ⇒ 小・中学生ともに増加。
●朝食を食べない児童の増加 ⇒ 小学生が増加。ただし、中学生は変化なし。
乳幼児の実態がどのようなものか想像することは容易いのではないでしょうか。
また、先般、研修会でがっくりするデータを見せてもらいました。
文部省「子育ての中の基礎体力つくり・第2集」1980年6月。外遊びについて(小4)「ほとんど外で遊ばない70%。その内訳は、時間がない30%、遊ぶ気がない22%。勉強が忙しい。19%その他26%。」
文を抜粋すると、
情緒的不安定、非行、校内暴力、自殺などに顕著に現れているように、子どもの生活上の諸問題に対し、親も教育者も対応しきれない。親も子どもも、保育者も、教育者も地域社会の中で、おのおのが悩んでいるにもかかわらず、それぞれが孤立している。今日における子育ての困難さは育てる基盤の崩壊―家庭がもろくなったこと、地域社会の崩壊―にその原因がある。「『社会福祉の方法と実際(現代の保育学2)』ミネルヴァ書房」
40年も前とは思えない記述。現代と酷似。これらの課題をずっと大袈裟に言えば半世紀近く抱えてきたと言えるのではないでしょうか。
園では、運動あそび教室を1年通して毎月開催し続けます。日課の体操やあぜ道散歩、園庭・グラウンドあそびなどと、うまくリンクしながら日常の活動をこれまで以上に充実したものにしていこうと考えています。これまでの個と集団との、行事と日常生活とのバランスを子どもの主体性を大切にしようとしたらどのように見直すのか。しっかり協議していきたいものです。そして、保護者・地域の皆さんへの説明責任が数多くの皆様の協力を得るためにも大切だと思っています。