令和2年6月20日(土)『発想の転換』
「おいしくなあれ、おいしくなあれ」
と、給食室の先生が子どもたちの顔を思い浮かべながら丹精込めて握ってくださったおにぎりです。
本日は最後の一人となり、保育者とともに窓越しに外を眺めておられたところに、お家の方の姿を見つけられて、一目散にかばんを持って、靴を履き替え玄関に!
素敵な2歳児さんです。
「paradigm shift 発想の転換」
昨年度、第43号12月17日付け発行の園だよりで、
「発想の転換が求められています。グローバル化や急速な情報化、技術革新など、社会の変化を見据えて、子どもたちがこれから生きていくために必要な資質や能力についての見直しが始まっています。」
と述べさせていただきました。
あれから半年もたたないうちに、さらに、表題の動機づけとなる「ウイズコロナの時代」となり、さまざまなところで『paradigm shift 発想の転換』を多くの人とのディスカッションを経て導き出す必要に迫られているのではないでしょうか。
昨夜は、園内研修の時間がありました。そこで、来週の保護者様向け説明会の協議も挙げて頂き保育者の皆さんと共に話し合いました。
頭では、わかってはいても、身体に染みついた考えは、剥がれ難いです。
このようなときに『paradigm shift 発想の転換』の大きなヒントをいただいたのが以下の内容です。
※新日本医師協会ホームページより 2020.06.20 13:30 引用抜粋
【保育園・認定こども園・幼稚園でのプール遊びの実施に向けて】
(2020年6月12日更新)
プール遊びから水遊びへの展開
-新型コロナウイルス対策への助言-
2020/6/11 現在
元尚絅学院大学附属幼稚園長・新医協(新日本医師協会)顧問 岩倉政城
はじめに
プールの季節がやって来ました。園の活動で最も子どもたちが歓声を上げる遊びの代表格です。 しかし、今夏は新型コロナによる感染を考慮して早くも自粛を決めている園も多いと思います。
子どもへの感染防止、保護者からの不安の払拭、クラスターの発生元とならない、と、がんじがらめに成り、園が際限なく自粛項目を拡大し、歌は唄わない、危険な昼食は廃止、食事中の会話は 禁止、となります。どれをとっても私たちが願う豊かな保育を通して子どもがのびのびと発達する という願いに反します。“感染防止”を口実に “保育と言えない保育”が際限なく拡がっている状況で す。
保育の真髄を失わないままでどうやって子どもたちの大好きなプール活動を展開できるのかを考 えることは保育者の大切な課題でもあります。
保育のプール活動を水遊びの活動に
伝統を蓄積した園ではいつの間にか四季の行事が積み上がり、夏にはスイカ割りやお泊まり会、 そしてプール遊びが定着しているところが多いでしょう。
しかし新型コロナを理由にこれらの行事を安全のためと称して単に取りやめるのではなく、どの 行事にどんな保育者のねらいがあったのかを考え直す機会にできないでしょうか。
*以下省略
ピンチをチャンスに!
愛される環境の中で、子どもたちが、自分で考え、決断し、行動できる力を育むための時間を、紡ぎだしていきたいと強く思いました。
保護者の皆様と対話する機会をいっそう多くし、一緒に園児さんを見守り育てていきたいものです。