11月20日水曜日 新井先生に一日ご指導いただきました。
午前中はもも組、さくら組、たんぽぽ組、ひよこ組の順に保育の様子をじっくり時間をかけて見ていただきました。午後からは、午前中参観したクラス担任ごとの少人数で、30分以上かけて深まりのある研修時間をいただきました。保育者からたくさんの質問が出て、時間が足りないくらいでした。本園では、かれこれ10年近く定期的に来園いただいています。本園の『保育の質』を保ち向上するためになくてはならない先生です。
「子どもが自分の意志で遊びたいものを見つけて遊んでほしい。」
「遊びたくなるような、魅力的な環境設定を心がけたい。」
「自分にとって聞きたくないことばかり言われていたら、自分の名前を呼ばれても返事する気になれない。乳児期に愛着を持って育てていかないと、心が育ちにくい。」
また、わたくしが気になったことは、『いろいろな園を訪問して、乳児の発語が遅くなっている傾向が気になる。』とおっしゃったことです。
わたくしは、この日曜日まで2週間に渡ってドイツで青少年とメディアの関わりについて学ぶ機会を得ました。科学的根拠をお示しすることはできませんが、発語年齢とメディアの関連性、わたくしはあるように思います。
『子どもは、保育園の中でもっとも弱い立場の存在です。保育園の中では、子どもの権利が最優先されるべきだということを、保育の現場で意識していきたいものです。』と著作の中でおっしゃっています。
大人にとって便利な環境は、子どもにとってはどうなのか・・・。