令和5年4月14日(金)対話dialogue
中庭でボールや輪っかで遊んでおられる1歳児さん。保育者もそれぞれの園児さんを見守りつつ、一緒に楽しんでいる姿がいいです。園児さんも楽しさが倍増すると思います。笑顔と笑顔の掛け算です。その1歳児さんの姿を避難車から保育者と一緒に見つめておられるひよこ組さん、0歳児さん。
実は、保育園でお世話になり始めた当初???の対話の場面がありました。言葉と言葉のやり取りができない0歳児さんに何でたくさん保育者さんが話しかけはるのか疑問に思いました。そこで、話の内容をよく聴いてみると合点がいきました。と同時に保育者の人ってすごいなあって思いました。さらに、責任重いなあって思いました。
「ドアを開けるよ」「電気を点けるよ」・・・
「お外に行くよ」「靴下を履くよ」「靴を履くよ」・・・
など一つ一つの動作の時に園児さんが驚かないように丁寧に話しかけて動作と言葉をシンクロさせる。もちろん、園児さんの小ささに惑わされず、園児さんの人権を尊重し、一人の人間としての尊厳を決して忘れずに声をかけなくてはいけません。その繰り返しのなかで、言葉の意味をスモールステップで理解されていくのでしょうね。言葉の獲得や道徳的なこと、マナー的なことなど人が社会的に生きていく中でもとっても重要な学習を保育者との一見何気ない対話のなかで、非常に重要な瞬間瞬間なんですね。すごい!責任重い!
保育通信(全国私立保育連盟)で連載中【目には見えないもの 心を育てる保育の力】の井桁容子先生(乳児教育実践研究家)が毎回記載されている言葉を改めて噛みしめたいです。
引用です。『人の感情は、3歳までに育つといわれています。保育の中で、子どもの心が育つ時、あるいは子どもの心が育ったと感じた瞬間とは、どのような時でしょうか?
乳児期から集団保育の需要が増えつつある今、目には見えにくい心の育ちを保障する大きな役割が保育の場に、私たち保育者に求められています。』
園長の使命の一つである、保育者が園児さんと真摯に向き合える環境づくりに努めるという責任の重さを改めて感じた次第です。失礼しました。
今週もありがとうございました。明日は、ブログの更新を休ませていただきます。来週もよろしくお願いいたします。