ふたば通信

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2022年2月22日(火)「待つ」ということ

『待つ』ということ

すいません。本日は1枚も写真を撮ることができませんでした。園児さんの様子をお伝え出来なくて、恐縮です。折角HPを訪問してくださったのに‥‥。
最近読んだ本から、わたくしの稚拙な思いを伝えさせてください。
小さい頃から、我慢強いというか、辛抱することをいとわない性格だったと自分は思っています。比較的大きな身体の割に気が弱かったせいもあると思います。この本を読んで、「待つ」ことって、マイナスのイメージを持っていましたが、そうじゃなくって素敵なことなんだと思いました。待っている間にいろんなことを想像していました。あれやこれやと思いを巡らせていました。立ち止まることができて、気持ちが落ち着きました。自分がいる場所を確認することができました。学校帰りの『みち草』ができなくなったこと、リアル本屋さんに立ち寄ることや鈍行列車の旅がしづらくなってきたことと似ている気がします。ちょっと違うかなあ。何でもかんでも早ければっていうのは楽しくないと思いました。ハチャメチャですいません。失礼しました。

待たなくてよい社会になった。
待つことができない社会になった。
待ち遠しくて。待ちかまえ、待ち伏せて、待ちあぐねて、とうとう待ちぼうけ。待ちこがれ、待ちわびて、待ちかね、待ちきれなくて、待ちくたびれ、待ち明かして、ついに待ちぼうけ。待てど暮らせど、待ち人来たらず・・・。だれもが密かに隠しもってきたはずの「待つ」という痛恨の思いも、じわりじわり漂白されつつある。
角川選書 「待つ」ということ 鷲田清一 まえがき より